みなさんこんばんは。
HSQ.TE250/2017モデルのサスペンションOH及びリバルビングを行いました。中古車で購入されてメンテナンス履歴が解らないという事で、メンテナンスを兼ねてリバルビングまでのご依頼をいただきました。前車両時代からご贔屓いただいていますお客さまです。いつもご用命をいただき、大変ありがとうございます。フロントフォークはWPエクスプローラーです。初期作動の向上と接地感を求めたセットにしています。
インナーチューブに細かな傷が多数有りましたので、入念に研磨を行いました。スプリングの研磨はリバルビング作業と合わせて行ないます。オイル汚れの進行は確実に少なくなる筈です。
メンテナンス作業として、アウターチューブ/ボトムが何かヒットさせてしまった様子で、変形していました。ちょうどダストシールがセットされる位置になります。WPフォークでは肉厚が無い仕上げになっていますので過去にもいくつか修正作業を行いました。またTOPキャップとプリロードアジャスターの間にクリアランスが出ていました。伸びきる時にコツコツという打音が出てしまいます。
キャップを分解して修理しました。組み付け時はプリロードの目盛りをあわせる事と、アジャスターの動きが重くならない様にといった所がポイントでしょうか。
リアショックの作業です。フロントフォークと比較して、分解点検の結果は上々でした。すんなりリバルビング作業に入りました。
ハイスピードCOMPのシムの積層も確認しました。山走行がメインですが、レースでのハイスピード走行もされているという事で、全体的に柔らかなイメージですが大きな入力にも対応出来るようバランスを考えてセットしてみました。
その後も問題無く走行出来ているでしょうか。今年は長い梅雨になっていますが、マディー路面も楽しいですよね。笑 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。