みなさんこんばんは。
先週、今週と、KTM690EDRのサスペンションメンテナンスのご依頼をいただきました。お客さまそれぞれ、固いフィーリングのサスペンションを柔らかく乗り易いマシンに、という事でご依頼をいただきました。
ご用命いただき、誠にありがとうございます。
年式は08モデルと13モデルとなります。写真は08モデルのリアショック。分解点検中となります。僕が知っている限り、WPでブラッダーを使っている車両はこの年式だけです。初期作動がフリーピストン式に比べて良いのではないかと思います。
13モデルのお客様は、今回が初めてのサスペンションメンテナンスという事で、今回は確実なオーバーホールを行いその次の段階は様子を見て、という内容になりました。
フロントフォークのメンテナンス。オイルシールは高年式モデル用のSKF製に交換しました。フォークスプリング、それぞれ5.4N/MMと高レートが使われています。今回は5.0N/MMに変更しました。同モデルには設定の無いスプリングですが、寸法を確認してKTM純正スプリングを探して手配を行ないました。もう少しレートを下げても面白い内容だと思いましたが、無難に、確実に、より良くと考えての選択です。
13モデルへのリアショックの取り付け。リアショックのばねレートもそれぞれ同レートダウンという作業になりました。WPノーマルスプリングのソフトも準備していますが、今回はそれぞれ社外のソフトスプリング(かなりソフト)で試運転していただくという進行です。
今後のご感想をお待ちしています。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。