144キットを組んでみたいと思います。KTM150SXは、アメリカなんかでは普通に販売されているバイクです。カテゴリーとしては250の4サイクルが相手になってくると思います。何年か前にTM144っていうバイクに試乗する機会があったのですが、これがかなり良いバイクでエンジンの回り方が125と一緒で、そのままトルクが増している感じのエンジンでした。KTMだとどんなもんなんだろーね??っていうのはずっとあったんですよね。
今の日本のエンデューロ競技では、JNCCでもJECでも排気量の区分けがありませんので、気に入ったモデルをボアアップして参加出来ると言うのはかなり面白いと思います。
でもまあそんな事よりも、125のエンジン特性ならどんだけパワーが出ていてもいいぜ、なんていう僕の馬鹿な思いが実現しそうな予感です。
まずは分解から。マシン(125SX)はちょうど半年ほど使っています。週一回のペースで、殆どがモトクロスコースです。自分なりにフル加速、フルブレーキングしてるつもりです。勿論点検がてらになるのですが、特に問題は無かったです。
デバイスのフラップはカーボンの固着は全くありませんでした。洗い油で洗って全てタールが落ちました。ピストンもまだまだ使えそうです。ただ前回乗ったときに、少しだけエンジンが重いフィーリングでしたので、気分的にはメンテナンスを行いたいなというのはありました。タイミングとしては良かったですね。
そしてクラッチ板。全く平気ですね。いかにクラッチを使っていないかが良く解ります(笑)。
クラッチに関してはこの時期なので思い出しましたが、98の125EXCに乗っているとき、まるまる二年間クラッチ交換をせずにそのまま木古内に出場しました。レース中の山の中でクラッチが焼きついてリタイヤしたんですが、なーんにも考えてなかったんですね、あの頃は。
いきなりクランクの写真ですが、ベアリングのインナーレースを交換しようかな? といったところです。
今回はベアリング類はピストンのスモールエンド以外全て再使用しました。シール、当然ガスケット類は交換です。こんなところで良いでしょう。
ちなみにこれの交換は、少し温めて、特殊工具を使って引っこ抜きます。結構な圧入です。入れるときはもう少しだけ温めた後、上からストンと落すだけで入ります。簡単です。
何となくエンジンケースを組んでいます。昔のKTMのケースは特殊工具を使ってだったのですが(センター出しが微妙でした)、今のは簡単です。作業スピードも早いです。
ちなみに、だいたい朝からエンジンを降ろして、分解して、洗って、組み付けて、エンジンを載せてで閉店の時間ですっていう作業時間になりますね。ちょっと作業スピード遅いですかね??
それぞれ交換部品になります。当然シリンダー、クランクは交換で、ピストン、ヘッド、フラップ、あとはCDIといった所です。
皆さんが一番気になるのはパーツ代ですよね? これはだいたい\200,000ともう少しです。これに伴いガスケットとかシール類なんか代となります。高いんですけど、このバイクを購入した時から考えていたのですが、車両代が安いんですよね。その分いろんな事が出来ます。SXって車両は、乗ってもハイレベルなバイクで面白く、アフターでも楽しめると思います。こんな選択も良いと思いますが、如何でしょう。
125からの組み換えで、唯一のディメンション合わせなのですが、デバイスのフラップ調整です。当然工具も有りませんので、125のを使って寸法どおりに作りました。フラップの位置決めをジグで行って、シリンダーを組んだ後にサイドの窓を開けてポンチマークを打ちます。後々ヘッドを外さずディメンションがずれていないかを簡単にチェック出来ますよね。
チャンバーは125と一緒でいいみたいですが、どうなんですかね?? 秋元さん。
10モデルのサスペンションのモデファイもいい感じでデータが揃ってきました。この辺りは09モデルにも(フロントフォークならそれ以前のモデルにも)対応出来る内容です。
元々WPのフォークは慣らしが済むのに結構時間がかかるのではないかと思います。タイミング的に今の時期、以前よりもサスペンションが動きすぎるとか、収まりが悪いな、といったフィーリングが出ている方にはお勧めだと思います。良いアドバイスが出来ると思います。
今年のモデルは、とにかく乗りやすくて、速くて、楽しいバイクを作ってみるというのが僕のなかでのコンセプトなのですが、いい線ついてるバイクに仕上がってきました。もう少し自分にライディング技術が有ればなーとも思います。
144キット、試乗したフィーリングは思っていた通り、かなり笑えました。ただもう少し煮詰めが必要ですね。、詳しいインプレはセッティング終了後にお伝えしたいとおもいます。
それに伴って、フロントフォークのセットももう一息です。11モデルが発売されるまでには仕上げたいと思います。まだまだもう少しといったところです。
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