みなさんこんばんは。

KTM450SXF/2018モデルのサスペンションオーバーホールを行いました。1年ごと定期的にメンテナンスさせていただいています。この度もご連絡をいただき、誠にありがとうございます。作業前の打ち合わせで空車時にフロントブレーキをかけた時フォークが沈まず突っ張る感じが有るという事でしたので、分解点検前に車体に取り付けてテストを行いました。　アウター側の作業はインナーチューブ研磨とオイルシール類の他ブッシュ類4点の交換を行いました。

ノーマルはWPエアフォークですが、XACT.PRO6500カートリッジに変更されています。作動状態に不具合は無くおおむね良好なコンデイションでしたが、フリーピストンスプリングが僅かに縮んでいましたので調整用のスペーサーをセットしてスプリングの全長管理を行いました。

リアショックの作業です。オイルシールと当たりがやや強めに出ていた軸受けブッシュの交換、また分解時に熱を加える箇所のOリング、窒素封入口のOリングをそれぞれ交換しました。ピストンリングは今回が初めての交換となります。

ピストンとシリンダーの当たりを考慮してリングの慣らしを丁寧に行います。

フロントフォークは再度、完成後に車両に取り付け作動確認を行いました。入荷時に有ったぎくしゃくした抵抗も無くなりました。良いフィーリングが戻っている筈です。その後の走行フィーリングは如何でしょうか。　またご連絡をお待ちしています。今後ともどうぞよろしくお願い致します。