みなさんこんばんは。

ハスクバーナTC125/17モデル、WP/AER48フォークのオーバーホールを行いました。エア側カートリッジのエア抜け故障のためご依頼をいただきました。OHキットを使ってエア側とオイルダンパー側のメンテナンスを行ないました。

納品後、一回目の走行ですぐに再度のエア抜けを起こしてしまいました。エアフォークの修理を行なうに当たって一番重要だと思われるパーツです。ピストンリング(Xリング)ですが、何故かOHキットには含まれていません。19モデルからピストンCPLがパーツ変更されましたので、このパーツも念のため準備しました。修理後、今回は実走テストを行いお返ししました。ドライコンディションで30分ほど力を入れた走行を行い確認しました。使用したパーツは金額面なども考慮してノーマルのXリングを選択しました。

お客さまには大変ご迷惑をお掛けしてしまいました。その後問題ございませんでしょうか。

OHLINS/TTXフロントフォークのOH及びモデファイ作業を行ないました。現物のTTXはCRF450用ですが、これを同じSHOWA製のDRZ400SMにセットします。まずは分解点検を行いました。オイル漏れが比較的起こり易い、現行よりも一つ古いモデルでしたので、シールヘッドの加工を行い新型シールをセットしました。また、組み付け後ブリーザーホールからオイル漏れがありましたので、フリーピストンのXリングの交換を行いました。全体的に繊細なメンテナンスが必要だというイメージが自分の中では有ります。ですがしっかり完成させると性能はピカイチなカートリッジです。

MX用のカートリッジをモタード車両に取り付けるため、ストローク確認を行ない調整しました。

TTXの性能復帰と寸法調整、またバネレートの選択等、上手くまとまっていると良いです。不具合が有りましたらしっかりフォローさせていただきます。
お仕事のご用命をいただき、誠にありがとうございました。

今週最後は自前のOHLINS/TTXのまとめ作業を行ないました。先週カートリッジが完成しました。それをアウター側へセットします。ベースはWP4860フォークになります。まずはスプリング長とストローク確認を行ない、プリロードスペーサーの製作を行ないました。

あれこれパーツを取り出して一つにまとめます。 ここまで来ると想定外の事故も起こり難いです 笑

おおそ完璧だと思います。笑 早速明日SHERCOでテスト予定です。バネレートやダンパーフィーリングの確認を行い、その後に続く予定です。
今週もお疲れ様でした。沢山のお問い合わせやお仕事のご依頼をいただき、大変ありがとうございました。
ではではみなさん、良い休日を。